のみ隊員のブログ

ばってん少女隊に関する記事を書いています。

ばってん少女隊8周年記念ワンマンライブ(2023/07/08)

※この記事では、背景がカラーになっている部分について、公演ごとに文章が異なっています
画面の(左)下にある公演切替ボタンにて内容を切り替えつつお楽しみください
(公演切替ボタンは本編内のみ有効で、アンコールは元から2つに分かれています)

(例)
これは第1部の内容です。
(例)
これは第2部の内容です。





本日はこちらのライブを観覧させていただきました。


……………………8 周 年!!!!!!

ばってん少女隊も8周年を迎えました。
私がばっしょーを知り応援し始めたのが、5周年ライブと6周年ライブのあいだくらい。それから数えて2年半もの月日が経ったのかと思うと、何だか感慨深い気持ちになります。


メンバーの皆さんはというと、今回は8周年に向けたSHOWROOMイベントなども開催され、それぞれが8周年に向けた意気込みを語っていたのでした。

そんな配信の中で、メンバーの皆さんが口を揃えて言う言葉がありました。
それは「体力勝負」。
8周年はこれまでと比にならないくらいに、メンバー・隊員共に体力を使うライブになると言うのです。

……どんなライブになるのだろう!?!?
いつも以上に期待に胸を膨らませ、私は福岡市のランドマーク・キャナルシティ博多へと向かうのでありました。




ライブ前

さて、こうして迎えた8周年ライブの日。
天気予報のほうはというと、雨予報が続いていました。また、近ごろの九州地方は線状降水帯の影響で豪雨になっていることも多く、かなりお天気が心配要素となっていました。
実際の天気はというと、小雨。
そのぶん湿気は酷くかなり暑く感じられたものの、隊員さんの来場には特に問題はないようでした。
天気予報から予想されたよりはかなり善処したんじゃないかなあと思いつつ、湿気から逃げるようにクーラーの効いた劇場へと足を運ぶのでした。


というわけでキャナルシティ劇場に到着!

こちらは福岡市の中でもトップクラスに有名な商業施設「キャナルシティ博多」の中にある劇場で、元々は劇団四季さんの専用劇場でした。最近になって劇団四季さん以外の方も使えるようになったようで、ばっしょーにとって初めて立つステージです。

中に入るとたくさんのフラワースタンド

私の撮影技術の不足によって、全部撮れていません🥲 申し訳ないです。

宗像市からのフラワースタンドもありました。

たくさんのフラワースタンドがあると、大きいライブがもうすぐ始まるんだなと改めて実感させられます。


そうこうしているうちに開演15分前。
慌てて座席に着くと、りるみゆのおふたりによる影ナレが。

ふたりともやや噛み気味で注意事項を述べていくのですが、ここでひとつ注目ポイントが。

りるあちゃん「会場内のマスクの着用はお客様の任意とさせていただきます」

遂に、ばってん少女隊主催ライブにおいてもマスクを外してもOKとのアナウンスが出されました!
そもそも、声出しが可能な周年ライブは4周年ライブ(「ばってん少女隊結成4周年企画 東西旗揚げ記念大会」(2019/06/30ほか、2会場3DAYS))以来となり、実に4年ぶり。4年間の辛い日々が終焉を迎えたと思うと、なかなか感慨深いものでした。

こうして引き続き注意事項を述べていく、りるみゆのおふたり。

第一部では、みゆちゃんが噛んでしまったあとに半笑いの状態で読み上げており、普段はピリッと感じる会場前アナウンスも、ゆるふわな雰囲気に包まれました。
第二部では、りるあちゃんが「公演」の「」を独特のハイテンションで読んでしまい、客席から笑い声が。
それにつられたりるみゆの2人もクスクス笑ってしまうという、なんとも微笑ましいアナウンスが流れていました。


こうして原稿を読み上げた2人。

りるあちゃん「はい、というわけでまもなく始まります!」
隊員さんたち「Fooooo!!」
みゆちゃん「皆さん、準備はできてますかー!???」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
りるあちゃん「ほんとに、いけますか??」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
みゆちゃん「声は、出せますかー!!!???」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
りるあちゃん「ドキドキ、高まってまーす!!!」
隊員さんたち「Fooooo!!」
りるあちゃん「みなさーん! 2部が始まりますよー!!! どんなきもちーー!!????」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
みゆちゃん「ワクワク、してるかーー!!???」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
りるあちゃん「始まるのが待ち遠しい!!!」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
みゆちゃん「りるあちゃん! いまの気合はどうですか!!??」
りるあちゃん「200倍ーー!!!!!!!」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
みゆちゃん「じゃあ私は、300倍だああああ!!!」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
りるあちゃん「合わせて、800倍ーー!!!!!!!」
隊員さんたち「イェーーーーイ!!」
みゆちゃん「8周年、800倍ーーーー!!!」

といった具合に、既にライブが始まっているのかと錯覚するような熱狂的な歓声に会場中が包まれます。
ばっしょーのワンマンライブとしては、先日の「想定の遥かナナメ上ツアー 東京公演(2023/06/13)」が声出し解禁の初ライブではあったものの、このライブに来れなかった隊員さんにとっては今日が最初の声出し解禁ライブ。気合いの入り方が違います。
隊員さんたちの興奮につられたのか、おふたりも開演前からハイテンションで会場を煽り、アナウンスを終えるのでした。

さあいよいよ、ライブの開幕です!!

本編

第1ブロック

会場の照明が暗くなると、スピーカーからは可愛らしい音楽。気分が盛り上がるような上昇形のメロディーで、最後に堤太鼓の音が鳴り頂点へ。
こうして、出囃子が終わり始まったのは……

ばってん少女。

ばっしょー「ちゃちゃちゃ!」

!?!?!?!?!???!?!?
始まったのはばってん少女。!!
前々から1曲目はなんだろうかと予想していたものの予想しずらく迷宮入りしていたのですが(先日発表された新曲かな? とも思っていました)、まさかばってん少女。が来るとは……!!!!

「周年ライブ」の名にふさわしいインディーズ1stシングルのタイトル楽曲の披露に、会場中がぶち上がり。
イントロから「うりゃ」「おい!」のコールを打ち込んで、隊員さんたちボルテージは急上昇していきます。

そして私が次に注目したのは、衣装。
めっっっっっちゃ可愛い!!!!


(3枚目に変身前の衣装あり)

和風のゴージャスな着物系衣装!
右肩のメンバーカラーのあしらわれた花柄の模様も可愛いし、白+金の組み合わせの衣装は今までに見たことのないもののとても似合ってて良い。

ファーストインプレッションでいうと今までで最高級に好きなデザインの衣装で、私の気持ちも楽曲と合わせて相乗効果で上がっていきました。
アイマスのライブで一番好きな衣装である「初星宴舞」の衣装にも似ているなあと思いました。

背景の映像にはお祭りのような映像。
最後の歌詞の「ばってん ばってん ばってん少女は」の部分では、「ばってん」の文字が書かれた提灯が出てきたり、コールの「ばってん! ばってん!」の部分で角から同じく「ばってん」の文字が書かれたうちわが出てきたりと、視覚的にも楽しませられました。

ばってん少女。では間奏で希山さんがMIXのようなものを入れるのですが今回は……

希山さん「右上からスタート~!左行って、右下~。左から右うっえ~。なんだ? これ? 8! だー!」

8周年らしいMIXを入れる希山さんでありました。

ばってん少女。では間奏で希山さんがMIXのようなものを入れるのですが今回は……

希山さん「8年前に描いた~ 夢はドームに立つこと 大好きなみんなと ゆめの続きをー!!」

また、アウトロの部分で「ピーピーピー」と笛の音を懸命に奏でる希山さん。
これは、かつて星野蒼良さんがライブ中に実際にホイッスルを鳴らしていたことから起因するフレーズ。今でこそ笛は鳴らさなくなったものの、希山さんの声から昔のことを大切にしていることなどがじんわりと伝わってきて、(私はまだその頃ばっしょーを知らなかったものの)駆け出したころのばってん少女隊のことを思い浮かべるのでした。

おっしょい!

ばってん少女。で盛り上がったその次の曲はなんとおっしょい!!!!!!

…………マジすか!!!!!?!?!???
初期ばっしょーの二大盛り上がり曲のこの2曲が連続するなんてあっていいんですか!!!!?!?!?

瀬田さん「みんな大好きおっしょい!の時間でーす!!!」

こうした瀬田さんの号令で始まった「おっしょい」コールを全力で叫び、これまでの4年間の思いをステージに届けます。
きいなさんも自身のパートで「コールを聞かせてくれ!!」と言わんばかりに耳に手を当て、会場の隊員さんとの一体感を感じているようでした。

りるあちゃん「みんなと一緒に駆け抜けて行きたいっちゃもぉぉぉぉん!!!!」
ここのりるあちゃんの言い方が可愛いかったです。ハイテンションなのが伝わってきます。

後ろの映像は城下町のようなアニメーション。九州の方言をふんだんに使った歌詞からは、メロディーがそうでもないのにも関わらず、和の雰囲気が感じさせられました。

よかよかダンス

続いてやってきたのはよかよかダンス
私はこの曲を、先ほどやったばってん少女。おっしょい!と同じくらい盛り上がる曲だと思っているので、こうした順番でやってくれるのは嬉しいなあと思いつつ、頭の片隅に「もしや……?」と浮かんでいた予感がここで確信へと変わりました。

CDのリリース順にライブが進行している!!!

ははーん、なるほどそうきたか。8周年にして「これまでのばってん少女隊の歴史を振り返るライブ」ですか!!
こうして今回のライブのコンセプトが判明したところで、コロナ渦以降にファンになった者ではあるものの、当時のばってん少女隊のことを思い浮かべながらライブを鑑賞し始める私でありました。

例えば、2番の「やっべーぞー!」のパート。
今回は希山さんがこのパートを歌っていましたが、元々ここのパートは西垣さんのパートでした。
希山さんの歌声からは西垣さんの意思を受け継いだかのように私は感じ、様々な思いを巡らせていました。

よかよかダンスで印象的だったのはみゆちゃんの歌声。
「笑いたいやつは手挙げて」のパートの伸びがすごい!!! これはみゆちゃんに限らず全員に言えることですが、みんな歌が上手くなったなあと改めて感じさせられるのでした。
また、このみゆちゃんのパートの直前の間奏部分に「うりゃ」「おい」のコール。こんなところにもコールが入るんだなあと思いながら、私も必死に叫んでいました。

なお、後ろのスクリーンはお祭りの屋台のアニメーション。ところどころにマンガによくあるような空気の波動のようなエフェクトが出てくるところから、この曲がドラゴンボール超のED主題歌となったことも感じ取られました。

すぺしゃるでい

ばってん少女隊の4枚目(メジャー3枚目)のシングルは、すぺしゃるでいでした。

すぺしゃるでいとは、バレンタインデーのこと。
後ろのスクリーンも提灯などが現れてお祭り感は継続しているものの、キラキラの花火のようなエフェクトが飛び交い、冬のイルミネーションを想起させる雰囲気に。

「ストーブの前で ないしょのはなし」のパートでは歌っている上田さんのもとに駆け寄って耳打ちをするジェスチャーをするきいなさんが可愛い。

この曲では、コール解禁を実感した出来事が。それは希山さんのパート。

希山さん「とびきりのプレゼント光ってる」
隊員さん「\\お芋のタルト!!!//」

希山さんにとって"とびきりのプレゼント"とはなんだろう? と考えられて作り出されたこのコール。
このコールは以前、他の隊員さんから教えていただいたときに「良いコールだなあ」と思ったものの完全に忘れていたんですよね。実際にライブを聞いて思い出しました。
第1部で私がコールを入れることは叶わなかったものの、第2部では入れることができてとても満足した気持ちになりました。

最後にはスクリーンに「すぺしゃるでい」の文字がイルミネーションや花火のようにパッと表示されたのも印象的です。
その文字の丸みを帯びたフォントやキラキラした様子が、バレンタインデーに好きな人にキラキラのペンでメッセージを書く小学生のようで、とても「すぺしゃるでい」の雰囲気に合っていて好きだなあと思いながら眺めていました。

MC①

すぺしゃるでいが終わると、配信アーカイブでもハッキリと聞こえるほどの大きな声で「ばってん少女隊~~」「だーーー!!」を行い、自己紹介へ。
みゆちゃんの「心配ないさ~~!!」では、会場が元々劇団四季の専用劇場であることを踏まえた「本物きちゃー!!」といった声が瀬田さんから聞こえました。
それぞれが自己紹介を終えると、会場のいたるところから名前を叫ぶ声が飛んでいきます。既に温まった喉を使って推しへの愛を叫べる瞬間は心地いいものです。

上田さん「体力勝負と言い続けてきた意味が分かりましたか?」
隊員たち「うぉぉー!!」
上田さん「私あんまり汗をかかないほうなんですけど、もうタオルを使っちゃうくらいにはびっしょりです」

そんな話をしていると、きいなさん。

きいなさん「この衣装のココ、ちょっと扇げるよ」

そう言って衣装の袖の部分を使って扇ぐきいなさん。そこですかさずみゆちゃんが……

みゆちゃん「見てください、この萌え袖きいなちゃん」
上田さん「あw そういうことw!?!?」

みゆちゃんに"尊敬"されるきいなさん。隊員さんたちからは「Fooo!!」といった歓声が聞こえてきていますが、きいなさんは「もう!」といった表情を浮かべています。そこできいなさんも反撃に。

きいなさん「本番前もみゆちゃん こう(萌え袖)やってね『きいなちゃんですね💛』って」
笑いに包まれる会場。「みゆちゃんが一番あざといね」とコメントする上田さんでした。

こうして次のブロックへと移ろうとする上田さん。
上田さん「次は皆さんの声が必要になる曲です! 準備できてますか!!!」
隊員さんたち「いえええい!!!」

声をたくさん出すような楽曲とは一体……!?!?

上田さん「初っ端からの……」
きいなさん「アガりますね~~~」
上田さん「本当に、最初の4曲だけでほぼほぼ体力を使い切るような感じですが……皆さん楽しんでますか?」
隊員さんたち「いえええい!!!」

他にも「おっしょいの『おいさ』コールのところでイヤモニを外したら、会場が割れるかと思った」という話もありつつ、足早と次の曲へ。

第2ブロック

ますとばい

次の曲はますとばい! ここでばってん少女隊1枚目のアルバムの表題曲です。

この曲では冒頭のきいなさんのパートで「きーな!!」と叫べた嬉しさが心に残っています。

また、サビの「くるくる~~!!」の1番をりるあちゃんが担当。
ここのりるあちゃんのハイテンションぶりがすごくて、こちらも負けじと声をあげるのでした。

間奏の希山さんのパートの煽りでは
希山さん「百屋! 頭身! いろいろあるけど周年!」
と「八」にまつわる言葉を叫ぶ希山さんでした。
間奏の希山さんのパートの煽りでは
希山さん「C.I.T.Y キャーナル!! 8周年! 騒げーーー!」
希山さん自身の気持ちの高揚を表現するかのように、高い声で叫ぶ希山さんでありました。

MEGRRY GO ROUND

ばってん少女隊1stアルバムの次に発売されたシングルはMEGRRY GO ROUND

メグリーといえばMVのショートカットのきいなさんが印象的。
youtu.be

だから、先ほどのますとばいとも被るのですが、歌いだしのきいなさんのパートで「きーな!!!」とようやく叫べたのは感慨深かったです。
以前に隊員さんから「MEGRRY GO ROUNDはコールが多い曲」というふうに聞いていたのも、この嬉しさを増大させた要因だったように思います。

そしてこの曲では好きな演出が。
ラスサビ直前の、転調が行われるのではないかと思わされるようなギターのフレーズ(実際は転調してません)のところで、ステージが暗くなり上からスポットライトでメンバーカラーの色に6人を照らすのです。
それまで明るめな照明であっただけに、こうして暗く特徴のある照明になると印象に残ります。この演出を私は「メリハリがあってカッコいい演出だな」と思いながら眺めていました。

無敵のビーナス

メグリーの次は無敵のビーナス

背景のスクリーンには、たくさんのシャボン玉のような映像が流れていました。
この曲って"青春の夏"を描いた曲だと思うんですが、その儚さがシャボン玉のイメージにぴったり。
「終わらない夏が欲しい」と願うけれど、実際には終わってしまう夏。そして、必ずいつかは割れるシャボン玉。その両方が併せ持つ儚さが上手く表現されていて、またシャボン玉のデザインの妙もあって、可愛い演出だなあと眺めていました。同時に、「MVでは一度もシャボン玉が出てこないのに、こうした映像を作れるのはすごいなあ」と感心していました。

BDM

第2ブロック最後を飾るのは、メジャーレーベル時代最後にCD形態で発売されたシングルとなったBDM

この曲ではバックスクリーンも紅く燃え上がり、ストロボのような照明でバチバチにカッコいい演出がなされていました。

また、私の知らなかったコールが聞こえてきました。
瀬田さんのパート「まだ見ぬ明日へいざなって」とサビの間のギターの音に合わせて「瀬田さくら」のコールが!
こんなコールもあったんだなあと、周囲の隊員さんの声を聞きながら昔のことに思いを馳せていたのでした。

MC②

ここでMC。
あまりの体力消耗ぶりに「本当にまだ1部?」と疑う上田さん。

上田さん「みなさんも、ちゃんと2部来てくださいよ。疲れて来れないとかナシで」
瀬田さん「ここのソファーふかふかだからさ、みんな寝ちゃうかもしれない」

「寝ないでくださいね」なんてやり取りがありつつ、声出しと周年ライブの話へ。

上田さん「5月にコールが解禁になって、コールありの周年ライブが4年ぶりとかで、皆さんの気合いが伝わってきます」
それぞれ思い思いに気合いを表現する隊員さんたち。
きいなさん「影ナレのときから凄かったもんね」
上田さん「そうそう。愛ちゃんなんか『あれ? もうりるみゆステージ出た?』って言いよったもんね」
希山さん「それくらい盛り上がっとったよね」

希山の言うとおり、この日は一段と気合を入れた声が会場中に響き渡っていました。
きいなさんの「空調下げてもらっていいですか?」を挟みつつ、話題はステージのセットの話へ。

上田さん「今回も動くステージです」
きいなさん「温故知新のときからやってるもんね」
上田さん「8年やってもステージは動いてくれません! じゃあ早速動かしてみてもらってもいいですか」

こうしてLEDスクリーンを兼ねた引き戸を開く希山さんときいなさん。すると、メンバーが扉の奥に吸い込まれていくではありませんか!

取り残されたのは、上田さんと瀬田さん。
ここからはりるみゆトークの別バージョン(?)、りこさくらトークが繰り広げられます。

上田さん「いつもりるみゆトークとかはありますが、この二人で喋ることってなかなかないですよね」
隊員さんたち「おおぉ!?!?!??」
上田さん「なんか話したいことありますか」
瀬田さん「差し入れが美味しかった💜」

瀬田さんが話をするとすぐ食べ物の話題に。シャインマスカットを食べたという話をしつつ、2人の共通点についての話へ。

上田さん「この前私、事務所に行くときにアキクラシックとのコラボTシャツを着て行ったんですよ。で、歩いてて『もしかして自分たちの名前がでっかく書いてあるんじゃないか』と思って恥ずかしくなって、そのとき持ってたトートバックを背中に回して隠しながら歩いてたんですよ。それで事務所着いたら、さくらも同じTシャツを着てたんです」
瀬田さん「私は堂々と歩いていたよ」

そんなエピソードがあったとは。
「よく自分たちのことをさらけ出して歩いている二人です」とまとめつつ、上田さんと瀬田さんの二人もステージ奥へ吸い込まれる時間がやってきたようで、「みなさんがこの場を繋いどいてくださいね」などと言いつつ捌けていく二人なのでした。

BDMを終え、「シャワー浴びた? ってくらいの汗」と上田さん。
それに対し、「アドレナリンがヤバいのを感じてる」ときいなさんが返します。第一部と第二部の間では足を冷やしたそうで……

上田さん「1部が終わって、子供用プールを買ってきて貰って」
きいなさん「昨日頼んだんです」
上田さん「そこに氷水を入れてもらって」

「冷たかったねぇ~」と皆さん。そこに希山さんが続きます。

希山さん「入れた瞬間『もう何でもいける。ランニング行けそう!』って思ったけど、その数分後には攣ってました笑」

「全然いけてないやん!」とツッコミつつ、今回の会場となったキャナルシティ劇場の話へ。

上田さん「結構メンバーの中にもここでミュージカルを見たことのあるメンバーも、わりといるじゃない」

こうして「私は観に行ったことがある!」の意味で手を挙げるメンバー。ちょうど、希山さんと上田さんを除く4人が手を挙げていました。

上田さん「え、うぉっ!?!? (手を挙げてないの)うちらだけや!!」
希山さん「聞いてないよ」
上田さん「先に言っといてくれんと、うちら手挙げられんやん」
きいなさん「嘘はつかんでよ?」
瀬田さん「……これってジェネレーションギャップってやつ?」

瀬田さんの言葉に沸く会場。「この歳の差でそんなに差生まれる?」と希山さんが突っ込んでいました。

上田さん「愛ちゃんと差をつけるために、見に来ます」
希山さん「理子と愛、どっちが先に見に来れるか勝負やね!」

そんな話をしつつ、客席のほうにも「この会場初めての方?」と問いかける上田さん。ここから、会場の皆さんの居住地を訊くターンに。

上田さん「九州の方ー?」

昨年の7周年ライブでも九州の方を聞いている場面があったかと思いますが、昨年よりも増えているような印象を受けました。
会場の3~4割が九州出身であると答えていたように思います。

その他の出身地については、声で言ってもらうことに。コールが解禁されたからこそできる芸当です。
それぞれが同時に出身地を言うので「みんな一人ずつ喋ってよ!」と上田さんが言う場面もありました。

続いてLED板の話。「私たちはよくセットを自分たちで動かすアイドルで有名なのでね」という上田さんの発言の後、メンバーのうち4人が第一部と同様にステージ奥へと捌けていきました。


残されたのは希山さんときいなさん。
まずは2人の共通点の話。

希山さん「色々あるけど、まずは"暑がりコンビ"です」
きいなさん「いっつも空調の温度を下げてもらえないか聞いちゃう。ばっしょーいつも下げてすぎなのかもね」
希山さん「他のアイドルさんと比べたら……皆さん(びっしょりじゃなくて)ふつうに汗かくもんね」

ここできいなさんが、客席に「寒くないですか?」と気を遣う場面も。「暑い!!」と返ってきて一安心する2人でしたが……
希山さん「じゃあもっと熱くなっちゃう?」

こうして、コール合戦がスタート。
希山さん「男の子~~~!!!」
隊員さんたち「うおおおおお!!!」
きいなさん「女の子~~~!!!」
隊員さんたち「キャーーーー!!!」

こうした雰囲気で、他にも"メガネorコンタクトor裸眼"や"1階or2階"などをやって盛り上がるのでした。

ひとしきり声を出した後、お二人もステージ奥へと捌けていきました。

ここで転換映像。
お祭りの風景などを写したスクリーンとサイバー感のあるBGMが数十秒間流れ、次の曲へと移ります。

第3ブロック

御祭sawagi

転換映像の流れのまま流れ出した音楽は御祭sawagi
冒頭から「愛から始まる御祭sawagi!!」のコールもばっちり決まり、リリース順の楽曲ゾーンが終わっても盛り上がりを見せます。

このときの私はこれまでのセトリから大興奮。
希山さん「声挙げ 駆ける街並 楽しい 弾ける笑み幸」
「\\あー愛ちゃん!!!//」
といったコールを入れたくなるくらいには、気持ちも盛り上がっていました。実際にはひよって入れませんでしたが。

また、衣装チェンジも行っていました。
先ほどの和風な感じから少し変化。青色に反射する布が使われていたりして、とっても可愛らしく衣装替えが行われていました。

そして背景のモニターには、ネオンサインに光る街中の映像。「海外の人から見た日本ってこんな感じなんだろうなあ」と思わされるような風景が、御祭sawagiのエレクトリックなビートにぴったり。
お店の看板には「天神」や「辛子明太子」などの文字も見られ、まさしく"NEO TENJIN"のようなカッコよさが印象的でした。

アツか夏きたばい!

御祭sawagiの次にやってきたのはアツか夏きたばい!
"最新アルバム"と"最初のシングルの収録曲"どうしのコンビネーションに、私はびっくりさせられました。

というのも、この後ろのスクリーンを見てください!

海の家風に仕立て上げられたネオン!!!
いままでアツか夏きたばい!をこうしたイメージで見たことはなかったので、「こんな料理の仕方があるんだ!!」と感動したことを覚えています。

御祭sawagiアツか夏きたばい!との繋げ方の巧みさに驚きながら、ステージでパフォーマンスをする6人を眺める私でありました。

さがしもの

続いてさがしもの
後から振り返ると分かるのですが、このブロックではコロナ渦以前の曲とコロナ渦以後の曲とが交互になるようにセトリが組まれています。
私はこのブロックを鑑賞しながら「次の曲に何がやってくるのかが分からないドキドキ感」を味わっていました。

さて、冒頭のセトリからも分かる通り今回のライブのテーマは、ばっしょーの8年間を振り返ること。
これについてはバックスクリーンも例外ではなく、ここでは中野サンプラザにおけるさがしものの演出を彷彿とさせるような繁華街のキラキラした映像が映し出され、2000人の会場を埋めた記憶も蘇ってくるのでした。

さがしものの「S」を作る部分では、8周年の「8」の字を腕と脚で表現。
きいなさん「今日は、皆さんも一緒に『8』作って~~!! 8周年」
全員「「ありがとう~~!!」」
さがしものの「S」を作る部分では……
きいなさん「私たちの思い、受け取ってください!」
全員「「I LOVE U」」
"I LOVE U"の文字を作り、6人の愛を隊員さんにお届けするのでした。

Number Shot/ころりん HAPPY FANTASY

次にやってきたのはNumber Shot
ばってん少女隊の歴史を振り返る」という観点で見ると、この曲は九州を代表する夏フェスであるNUMBER SHOTに出演したいという願いも込められて作られた楽曲です。
実際にその夢が叶い、2019年7月21日に「NUMBER SHOT 2019」に出演できたこと(参考:ふくみみんさんのライブレポ)も、ばってん少女隊史に残る大切な出来事なのではないかなあと思います。

そんなことに思いを馳せていると上田さん。
上田さん「皆さん、お手持ちのタオルを手に、回してくださーい!!!!」

そうか。この曲はタオル曲だったのか。
コロナ渦以降のばっしょーしか知らない私は、この曲がタオル曲であることを知りませんでした。
しかし、規制が緩和されてタオル回しも解禁されたNumber Shotは、まさに夏フェスのよう。コロナより前から応援している隊員さんも、コロナより後になって仲間になった隊員さんも一緒になってタオルを振り回し、会場の熱気はまだまだ上がっていくのでありました。

落ちサビの希山さんのパートでは、
希山さん「カマせ、8周年~~!!!!!!」
と、気持ちの高さをそのまま現したような声で叫んでいたのも印象的でした。

第二部でのこの部分はころりん HAPPY FANTASYを披露。

この曲はただひたすらにコールが楽しい!!!

「うー! うー! うー! うー! うえだりこ!!!」
「せー! せー! せー! せー! せたさくら!!!」
の部分のコールの楽しさはさることながら、通常の「うりゃ」「おい!」のところや「豚骨水炊きめんたいこ!」のコール&レスポンスなどなど、楽しいコールが盛りだくさん!!
以前から、「やっぱりころりんは盛り上がる曲だよね」と言われていた言葉の意味をようやくここで理解できたような気がしました。

和・華・蘭

存分に盛り上がった後は、一気にしっとりとした雰囲気に変わり和・華・蘭へ。
やや長めのイントロを経て始まった和・華・蘭では、先ほどまでとの曲調のギャップも楽しむことができました。

スクリーンには大広間のような映像が映し出され、和・華・蘭の怪しい雰囲気を色づけるのでありました。

コトバテニス/Dancer in the night

続いてコトバテニス
それほどライブで行う頻度は高くないものの、フレデリックさんが作曲している名曲。
こんなしっとりした曲調だけれど、しっかりとコールが入ることにやや驚きつつも久しぶりに生で聴くコトバテニスを味わいます。

これは配信アーカイブを見ていて思ったことなのですが、希山さんの「この思いがー」のパートの透明感と伸び伸びと飛んでいく歌声が素晴らしい!
落ち着いた曲調も相まって心に響いてくるような歌声で、私は何回もアーカイブを再生しました。

続いてDancer in the night
ふぁんのアルバムの中でもかなり落ち着いた雰囲気のこの曲。なんだか久しぶりにライブで聴いた気がします。

注目ポイントは上田さんの歌い出しパート。
CD音源や今までのライブでは「あの場所へと急ごう」の最後の音をロングトーンのように伸ばして歌っていたのですが、今回はすぐに音程を下降させて(fallさせて)歌っていたのです。
こうしたアレンジを加えることによってより感情が伝わって来て、上田さんらしい歌い方にぐっと近づいたような気がしました。

OiSa

第3ブロック最後はOiSa
もはや、ばってん少女隊のライブにおけるOiSaは様式美。だからこそ変化をつけるのが難しくもありますが、今回は後ろの映像にMVが流れたり、この前の春ツアーを思い起こさせるような漢字の"OiSa"が流れたりと、これまで行ってきた様々なOiSaを思い出せるような作りになっていました。

MC③

ここでMC。
まず初めに衣装の話。

上田さん「衣装がチェンジしました~~!!! 今回の衣装はメンバーごとにデザインが少しずつ違っているんです! メンバーカラーも入ってるし、髪飾りも違います。2階の人見えるかな……」
上田さん「ちょうど上に登ったくらいが2階の高さだよね」
瀬田さん「高かった~!!! めちゃくちゃ目が合いました!」
上田さん「でもりるあちゃんはさ、中野で4 mの高さを経験してるわけじゃん?」
りるあちゃん「りるあからしたら地上でーす」

「誰からしても地上ではあると思うよ?」と突っ込む上田さん。会場は笑いに包まれます。

上田さん「りるあちゃんはめちゃくちゃ登ってるんだって?」
りるあちゃん「そうなんです。たぶん"体力一番"くらいの走り距離だと思います」

そんなこんなを話しているときいなさんが……

きいなさん「そういえばまだアレやってなくない? 『配信をご覧のみなさーん』ってやつ」
「本当だやってなーい」と声をあげるメンバー。そこで上田さん。
上田さん「そこはじゃあ、きいなが」
きいなさん「えっ」

「そういう意味で言ったんじゃなーい!」と不服そうなきいなさんでしたが、しっかりとカメラに向けて挨拶をする様子はなかなかに可愛かったです。

こうして次のブロックへ。
「まだまだアゲ曲が続きます」と言って始まった曲というのは……

まず初めに配信をご覧の皆さんへご挨拶。
「配信担当に決まったでしょ」ときいなさんに振る上田さん(きいなさん「えっ」)。配信で見るきいなさんも、ばっちり可愛くキマってましたよ。

続いてさがしものの間奏の話。今回は"I LOVE U"を作りましたが、これには秘話があったそうで……

上田さん「今回は位置がイレギュラーで、きいながここ("O"の位置)にいたんだよね」
きいなさん「そう。私が片手しか使えないんだよね」
上田さん「マイクを持ってるからね。でもどうしても"O"って両手要るじゃないですか。どうしよっかって話をしてたんですよ」
希山さん「"O"で盛り上がったよね」

「色んな案が出たよね」ときいなさん。前屈のように手とつま先を合わせて全身で作る”O”や手で丸を作ることで作る"O"など色々挙がったそうですが、選ばれたのはマイクを持ってないほうの腕と頭で作る"O"でした。

上田さん「こっち(前屈のように手とつま先を合わせて全身で作る”O”)バージョンも見たかったな……」
きいなさん「これ理子推しだったもんね」

そうこう話をしていると、上田さんが「暑い!」と言い出しました。

希山さん「下げて欲しい~~」
上田さん「もう下がらんってー!」
りるあちゃん「なんかもう、ここでこんなにみんな"だくだく"にならないらしいです」
みゆちゃん「劇場だから……」

確かに劇場でこれほど汗をかくことはないですもんね。客席は笑いに包まれていました。

「首のチョーカーもメンバーごとに違うのよ」と衣装の話も挟みつつ、会場の皆さんが配信を買ったかどうかを尋ねる場面に。

上田さん「配信買った人~~!!!」
隊員さんたち「はーーい!!!!」
上田さん「この人たちは大好き。けど、あとの人はちょっと笑」

「配信を買ってない人とは気が合わない」とネタに走る上田さん。そこですかさず「このあと買います!!」と希山さん。

上田さん「え、まだ買ってなかったんですか?」
希山さん「えーっと」
みゆちゃん「理子ちゃんは買ったんですか???」

ここでみゆちゃんの必殺攻撃が炸裂。
いかにも買ってない様子の上田さんの表情に、隊員さんたちも「あーーーっ!!!」と声をあげて反応します。

上田さん「まあ、私たちはURLあるから(笑)」
きいなさん「そんな、関係者用のがあるとか言わないで」

こうした盛りだくさんのMCでたくさん笑ったところで、ライブを次のブロックへと進めようとする上田さん。隊員さんたちに起立を促していると、メンバーから「やーー!!」の掛け声が。

知らない人のために説明しておくと、福岡(と神戸)の学校では体育の授業で

先生「立て!」
生徒「やーーー!」

先生「体操の隊形に開け!」
生徒「やーーー!」

というふうに掛け声をあげるのが一般的なんです。

こうした声を聞いた上田さんが「やりましょう!」と言って、再び座ることに。

りるあちゃんの号令で「やーー!!」と言いつつ立ったり座ったりを繰り返していると……

りるあちゃん「みんなが疲れちゃう!笑」

私は「実際にりるあちゃんが立ったり座ったりをやっているわけではないのに、私たちの疲労のことを気にかけてくれるなんて優しい子だなあ」と思いつつ、ステージは次の曲へと移るのでした。

第4ブロック

ばりかたプライド・FREEな波に乗って
ばりかたプライドFREEな波に乗ってが2曲続けて登場。

ばってん少女隊の歴史という観点で見ると、この曲はりるみゆの2人が加入して最初の2曲。そんな時期の曲だけれど、コールもたくさん聞こえてきます。ばりかたプライドでは希山さん発信の「うりゃ」「おい」コールなどが響き渡り、まだまだ会場のボルテージは上がっていくのでした。

また、フリ波の冒頭では希山さんが「ざぶ~~ん!!」「うわあああ!」と波を表現したり、「ビックウェーブに乗れたかな」とアレンジを加えた煽りを入れる場面がありました。

ロダン

ここからはソロダンスを披露していきます。

上田理子ソロダン
上田さんのソロダンスは大人びた印象。
艶やかな動きがふんだんに取り入れられていて、こちらのハートがドキドキしてしまいます。最後に指鉄砲でこちらを打ち抜く動きがあるのですが、その動作を見た瞬間私の心臓に撃ち抜かれたような感覚があって、心の中で「理子ちゃんッッ……!!!!!」と叫んでいました。

蒼井りるあソロダン
りるあちゃんのソロダンスは、パッションに溢れるような感じ。でもそのまま弾けてしまっているわけではなく、内から湧き出てくるような印象を持ちました。
長い間チアダンスをやっていたことも影響しているのか、りるあちゃんの諸々の所作からは可愛らしさを感じました。

春乃きいなソロダン
きいなさんのソロダンスは諸々の動作のメリハリが良く、ピタッと止めてキメるところをしっかりキメていくようなダンスで、とてもカッコいいなあと感じました。
片方に流れた髪の毛がそうした力強いけど妖艶なダンスに合っていて、ますます見入ってしまったのも印象的です。

瀬田さくらソロダン
瀬田さんのダンスからは、力強さを感じました。
わた恋ライブのソロダンスのときも「怒り」を担当したように、今回も長い髪をなびかせながらダンスをしていてとてもカッコいい。動きも少しロボ感のあるような硬い振り付けとなっていて、そのおかげで恐怖感を煽られるような感じがしました。

柳美舞ソロダン
みゆちゃんのダンスを一言で表すとするなら、「儚い」。
確かにそこに存在しているんだけど、どこかに消えて行ってしまいそうな印象を受けました。特に最後の手を天にさし伸ばす振り付けは、そうした消失感を表しているようにも思いました。

希山愛ソロダン
最後はダンスリーダーの希山さん。
希山さんのソロダンスからは伸びやかなイメージを感じました。途中のぐるぐると右腕を回してそれを左腕で受け流すような動作は、流石ダンスリーダーだなと感じさせられました。
こうした振り付けは、希山さんの持つ優しい女神のような雰囲気によく合っているなと思いました。

あんたがたどこさ~あまくち醤油仕立て~

ロダンスの後は、先日リリースが発表されたあんたがたどこさ~あまくち醤油仕立て~

ライブでの披露は4~5月に行われていた想定の遥かナナメ上ツアーの東京公演の2回以来、3回目。
有名な童謡をモチーフとした耳に残るメロディーで、USENでのヒットが期待できるなあと思いながら眺めていました。

振付には様々な遊び歌の動きが織り交ぜられ、懐かしい子供のころを思い起こさせるような気がしました。

MC④

どこさの次はボールをしまってMCへ。
やはりここでは先ほど披露した新曲の話。

上田さん「りるあちゃん、ボール危なかったねえ」
りるあちゃん「なんか膝に突撃してきて、『あ待って!』って」
上田さん「それはボールが悪いね」
りるあちゃん「ボールが反抗期でした(アセアセ)」

「途中のハートマークを作る振付も可愛いですよ」という話を挟み、ライブがもう少しで終わるという話題に。

上田さん「ライブも後半戦……というか次のブロックがラストです」
隊員さんたち「えええーーー!!!!!!!!」
瀬田さん「あ・い・う……👂」
隊員さんたち「えええーーー!!!!!!!!」
上田さん「う……👂」
隊員さんたち「えええーーー!!!!!!!!」
上田さん「(う えー!)田理子です」

隊員さんの反応で遊ぶメンバーの皆さん。
きいなさんの「それがやりたかったの!???」というツッコミも入りつつ、ステージは最終ブロックへと移っていくのでした。

上田さん「今回ヘッドセットを付けていてまだあんまり慣れてないので、最初さくらのパートで外に捌けるんですけど、そのときに高確率で愛ちゃんが喋ってます」

笑いに包まれる会場。

きいなさん「今日も聞こえたよ~~!!」
上田さん「聞こえるよね~!!」
希山さん「ごめんーー🙏」
きいなさん「リハでは私も喋っちゃった」
上田さん「リハではきいなが喋って、1部でも愛ちゃん喋ってたよね?」
希山さん「喋ったw」
瀬田さん「……あ、聞こえた!」

そんなこんなで、最後に「次のブロックが最後です!」「えええーーー!!!!!!!!」のくだりをやって、ラストブロックに移るのでした。

第5ブロック

わたし、恋始めたってよ!

最終ブロック1曲目はわた恋
今回のライブのテーマは何度も言うように「ばってん少女隊の歴史を振り返る」こと。この曲ではスクリーンに白く光る人型のシルエットと、浮かび上がるように表示される歌詞の映像。
この映像からは、昨年の中野サンプラザワンマンライブで本編ラストに行われたわた恋の演出が思い出されました。

また、ヘッドセットによって両手が使えるようになったダンスにも注目。
普段生では見ることができない、MV通りの振付を楽しむことができました。

YOIMIYA

続いてYOIMIYA
YOIMIYAでは赤色の提灯がステージ上に登場。こちらも、中野サンプラザでのライブでステージセットとして使われていた提灯の記憶が蘇ってきます。
また、後ろの映像にはところどころ金魚の尾ひれのようなシルエットが映し出されていました。これもYOIMIYAのMVに映る"空に浮かぶ巨大な金魚"のことを思い出し、私はリリースされた当時のことを思い返すのでありました。

虹ノ湊

そして虹ノ湊
2022年は虹ノ湊の年だったなあというイメージがあるくらいには、私はこの曲を聴くと昨年の記憶が呼び起されます。
いつものようにワイパーをして盛り上がり、夏の爽快な風景を思い浮かべるのでした。

禊 the MUSIC

ラストは禊 the MUSIC

ここでの注目ポイントは上田さん。
これは配信を見ていて気付いたのですが、禊の「叱られることやってないぞ」の上田さんのパートを「叱られることやってないのに、なんで怒ってくるの? まぢ意味わかんない🥴」といった感情が伝わってくるような、不服感を声に乗せて歌っているのです。これがめっちゃ良い!!
歌詞に気持ちを乗せて歌える上田さん、流石です。

こうして禊のラストでメンバーがステージ奥へと捌けていき、音楽の終了と共に障子のような開き戸が閉まることで、ライブ本編は終了を迎えるのでした。

第一部アンコール

※アンコールは公演切替ボタンではなく、元から別々の文章で掲載します

第一部アンコール ブロック1

but-show TiME

メンバーが捌けた後、会場にはアンコールの声が響き渡ります。
「アンコール!」と叫び続けて数分後、暗転したまま声が聞こえてきました。

希山さん「愛ー!」
上田さん「理子ー!」
きいなさん「きいなー!」
瀬田さん「さくらー!」
りるあちゃん「りるあー!」
みゆちゃん「みゆー!」
上田さん「こっからが私たちのステージだ! いくぞー」
全員「「「ばっしょータイム!!!!!!」」」

こうしてそのままbut-show TiMEが客席に響き渡ります。
……ここでbut-show TiMEが聴けるの、めっちゃいい!!!
同じことを思った隊員さんも多くいたのでしょう。音楽が鳴った途端歓声が響き渡り、隊員さんたちはそのまま楽曲に合わせてコールのような雄叫びのようなものを叫んでいました。

元祖ばっしょーの出囃子曲。盛り上がりは格別でした。

ありがとーと

but-show TiMEが終わって次に聞こえてきたのはありがとーと
しかし、ステージ上にメンバーの姿はありません。
といっても、我々は中野サンプラザで既に特訓済み。ステージにメンバーがいないのなら……そう、客降り!!

というわけでメンバーの皆さんが客席までやってきてくれました。
歌を歌いながら会場の隊員さん一人一人に手を振ります。

私は通路から2列目の席だったので、前をきいなさんが通っていくのを見ることができました。

そして、ありがとーとのラスサビ最後にはびっくりな出来事が!
なんと、銀テープが飛んだのです!!!!

ばってん少女隊8周年銀テープ
このとき手にした銀テープ。「8周年ありがとう♡ みんなで一緒に次のステージへ」というメッセージと、6人のサインが書かれている。

これが凄く嬉しかった。
最近行った別のライブで銀テープを貰う機会があって、そのときに「ばっしょーも銀テープ欲しいなあ」と思っていたところだったんです。

そして、「8周年ありがとう♡ みんなで一緒に次のステージへ」というメッセージ。「みんなで」という言葉を使うことで、「私たち6人だけじゃなく、隊員さん全員をも次のステージに連れていくからね」という意味合いが込められているように感じ、嬉しく思ったのを覚えています。

第一部アンコールMC

ステージに戻った6人。早速銀テープの話へ。

みゆちゃん「私も銀テープ欲しいです!」
きいなさん「あれ欲しいよね。でもね、私たちには楽屋にまきまきしたやつがあるから、それ持って帰ろうね☺」

そうした話もありつつ、写真撮影を挟んで告知へ。

まずは新曲、あんたがたどこさ~あまくち醤油仕立て~のリリースイベント開催地が(一ヶ所を除いて)決定!

07月22日(土) 福岡
道の駅むなかた(1ステージ)

07月29日(土) 東京
都内某所(1ステージ)

07月30日(日) 名古屋
イオンモール大高(1ステージ)

08月05日(土) 大阪
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田(2ステージ)

08月06日(日) 東京
サンライズビル東京 (特典会のみ)

リリースイベントも楽しみです!


そして、ばってん少女隊オフィシャルファンクラブ「秘密基地X(ばってん)」の開設が決定!!!

8月末までに入した方には、推しメン直筆サイン隊員証をプレゼント!!
これは入隊必須ですね👀

こうして告知も終わり、第一部ラストの曲へ。

第一部アンコール ブロック2

Going my way

「皆さんも聞きたかった曲じゃないかな……」「私たちも周年ライブでやるとテンションが上がる曲」という紹介で始まったのはGoing my way

是非とも周年ライブで聴きたい曲の一つでした。
この曲で印象に残っているのは、瀬田さんのパートの
「もしも」
「\\ちゃんちゃん!!//」
「もしも」
「\\ちゃんちゃん!!//」
のコールを言えたこと。
Going my wayのコールといえば! という話でよく出てくる有名なコールだという認識だったので、それをようやく言えたことに大いなる喜びを感じました。

また、きいなさんの「千里の道も一歩から」の上昇形のメロディーは、昔と変わらず声量があって力強く、心に響いてきました。


こうして、これからのばってん少女隊に思いを馳せながら、第一部のライブはすべて終了するのでありました。

第二部アンコール

第二部アンコール ブロック1

but-show TiME

禊が終わると、会場が暗転し拍手に包まれたあと、どこからともなくアンコールの声が聞こえてきて、瞬く間に会場中に広がります。

しばらくすると、第一部と同様に、メンバーの声が聞こえてきました。

希山さん「愛ー!」
上田さん「理子ー!」
きいなさん「きいなー!」
瀬田さん「さくらー!」
りるあちゃん「りるあー!」
みゆちゃん「みゆー!」
上田さん「こっからが私たちのステージだ! いくぞー」
全員「「「ばっしょータイム!!!!!!」」」

今回のライブは、ばってん少女。から始まって、ばっしょーの時系列を辿るかのようにライブが進められていった訳じゃないですか。
この論理でいくと、本編が終わってアンコールが始まろうとしている今この瞬間は、最新のばってん少女隊にまでたどり着いた状態と言えると思います。

そんな中発せられた「こっからが私たちのステージだ!」という言葉。
私はこの言葉を、「今まで色々なことがあって、たくさんの素晴らしい景色を見てきたけれど、まだまだばってん少女隊のステージはこれからだ!! いくぞ!!」と、未来の更なる飛躍に向かって挑もうとしていることを表しているように感じました。
もちろん、いつもやっている円陣をそのままマイクに乗せただけではあるんですけどね。

こうして、but-show TiMEが会場に流れ始め、隊員さんたちもコールや手拍子によって気持ちを高めるのでした。

ありがとーと

そして一部と同様に、ここではありがとーと
メンバーが客席に登場します。

このときの私の席は通路側端っこ。
なんと、希山さんが目の前を通ってくれました!! 希山さん、ありがとう!!

第二部でも銀テープが飛び交い、8周年ライブのフィナーレ感を味わうのでした。

メンバーからの挨拶

ありがとーとが終わると、告知と写真撮影。
その後、メンバーからの挨拶がありました。

まずは希山さんから。
ここからのMC内容は、文字起こしの中から要点を筆者の独断と偏見で抽出した大意であることをご了承ください

希山愛 挨拶

希山愛「なんか、本当に、あの、今日がすっごい楽しすぎて、『もう終わる……?ターン?終わるんや、、』って思うと、すごいなんか悲しーくなっちゃうんですけど、なんか、なんか本当にこの8年間、もう、ひとつも、無駄なことって言ったらあれやけど……は無かったし、何ひとつ、あの私たちにとって、成長させてくれる、大事なものやったなって思います。
今まで関わってくださった、スタッフさんだったりとか、メンバーだったり、あの、みんなの思いを、、乗せて、思いを乗せてもっともっと、私たち大きくなりたいなって思います。これからもね、こう、変わらないかんこととか、変わり続けていくこととかってあると思うけど、なんかここ(胸に手を当てる)の……ここは、変わらず、あのー、8年前から変わらず、ずっとこのままおれたらいいなあって思います。」
希山愛「そうですね、なんかもう、あのー、ばっしょーに、ばっしょーのことを応援してくださる隊員さんが、こんなにもたくさん、福岡に集まって下さって、配信を見てくださって、私はすごく幸せです!
これからもね、もっともっと皆さんと、メンバーと、もうみーんなと、大好きなみんなと、もっともっと大きくなっていきたいなって、『ばっしょーに関わって、ばっしょーを好きになってよかったな』って思ってもらえるように、これから、たくさん、頑張っていくので、これからもよろしくお願いします!
そして、みなさん一緒に! 幸せになりましょうね~~!! これからもよろしくお願いします! ありがとうございました!!」

希山さんからは、8年間の月日の大切さと、隊員さんに対する感謝が述べられました。
宗像市出身の人としてや宗像市観光大使として活躍する希山さんにとって、1000人を超える隊員さんが福岡に集結してくれることというのは、すごく嬉しいことなんだと思います。これほど福岡や九州の魅力を発信してきた成果が、ひとつの形で実っているのでしょう。希山さんたちが福岡や九州を大切にしている気持ちが、希山さんの言う「福岡」という言葉から感じました。

また、「8年前から変わらず、ずっとこのままおれたらいいなあ」という言葉や、「もっともっと大きくなっていきたいな」という言葉からは、第二部のばってん少女。で希山さんが入れていた「8年前に描いた~ 夢はドームに立つこと 大好きなみんなと ゆめの続きをー!!」という煽りも連想され、もっともっと応援していきたいなあと思いが強まる私でした。

そして、私からは「ばっしょーに関わって、ばっしょーを好きになってよかった!!!」と声を大にして希山さんに伝えたいと思いました。

春乃きいな 挨拶

春乃きいな「いやあ、なんか、今回はねぇ、8周年の"お祭り"ということでセットリストを組んで、演出も考えてもらったんですけど、もう本当あの、皆さんも帰ったらさ、セットリストをこう見返して欲しいんですけど、ほんとに私たちがこう、歩んできた8年間がずらーっと並んでいて、でー、あのねぇ、前半で良い感じに最初の4年間……だよね」
上田理子「ん~! 4年間か!」
春乃きいな「そう、最初の4年間が前半にあって、『あらあ!すごいじゃん』って気付いたときに思ったんだけど私は。でね、なんか奇しくもそこで、あの、コロナとかも色々あったりして、私たちのこう、ライブの仕方とか色々ね、やりたいことができなくなったりとか、ライブの仕方を考えなくちゃいけなくなったりとか、そんなこともあったりして、なんか、ちょうど節目が確かにそこにあったなあと、思いながら私はセットリストを見ていたんです」
春乃きいな「色々な音楽やったりとか、見せ方が変わったりとか、なんか『ばっしょー、、、、自分の知ってたばっしょーと違うなあ』と寂しく思っちゃった方もいるかもしれないけど、それは、私たちがもっともっと先へ進んで、色んな景色を見るためにこう、していこうと、、、思って、『さらに良くしよう!』と思ってやってきた変化で、前が、、、前を否定とかはぜったいにしたくないし、この8年間全部があって、1回でもばっしょーとね、こう……会ったり、『ん?』って見かけたり……した方とかぜーんぶがあって、今のばっしょーだなっていうふうに、すごく、思います」
春乃きいな「これから、もう8周年を迎えて、9周年、さらに10周年が、えー見えてくるなあと……いったときに、改めてばっしょーがこうやってばっしょーがいままで辿ってきた道を、振り返れたのはすごく、、よかったなあと、思います。
これから、、先はどうなるかわからないけど、ここ数年間のばっしょーを見てもらったら分かる通り、一歩一歩、一歩一歩、前に進んでるなあっていうのは、まちがいなく……感じるので、いつか来る……"ビックウェーブ"に乗れるように、私たちもね、もっともっと力つけて、えーこうやって、一緒に……進んでくれる隊員さんやスタッフさんの皆さんと一緒に、もっともっと、色んな景色を見ていきたいなと、思います!!! 皆さん一緒に、色んな景色を見に行きましょう!! 今日はありがとうございました!!!」

きいなさんからは、音楽性の変化に関する話などが語られました。
昔からいらっしゃる隊員さんが思っているかもしれないことに踏み込んで、「前を否定とかはぜったいにしたくない」としっかりと言葉にするきいなさん。
私は、8年間の道のりをすべて胸に刻んで歩んでいくんだという思いをきいなさんの言葉から感じ取りました。

そして今ばってん少女隊は、ビックウェーブの源となるようなさざ波を、必死に起こしていっているのだと思います。
このライブのあとにはフランス遠征も控えてます。こうした一つ一つの波が集まって大きな波へと変わる瞬間を、私はこれからも見届け続けたいなと思いました。

蒼井りるあ 挨拶

蒼井りるあ「りるあはね、今、こうやって今日この……キャナルシティ劇場という素敵なステージで、こうやってみんなと一緒に8周年を迎えれたことが、すごくすごく、嬉しく、思います。でね……今回のこのライブで、改めて感じたんですけど、なんかりるあってほんとに……なんか、ライブをしてるとすっごい楽しいし、なんか、ライブをしてるときの……なんか、ここから見えるみんなの顔!とか、こういうなんだろうな、こうやってみんなと一緒に過ごしてる時間! とか、ほんとに幸せで、うれしくて、なんだろう、ほんとにりるあってしあわせだなーって、思うんです」
蒼井りるあ「なんかライブをしてるときに、なんか……あの、こうやって前を見たら隊員さんのお顔があって、目が合ったらニコッ☺ってしてくれたり、なんか、目を見なくてもニコニコしてくれているのがわかるし、でなんか、横とか後ろとか見たらメンバーのみんなと目が合って、なんか、そう、すごいうれしいし、始まる前とかも、なんか……あの『ドキドキだー!!!』って思ってても、みんなで『がんばろー!!』ってなると、すごい、りるあも『頑張ろう……!』って思えるから、今のこの環境がすごいりるあはうれしいなって思います。で、りるあはこうやってアイドル――3年目なんですけど、あの、まだまだね、もっともっとみんなと一緒に、素敵な景色をもっともっと見ていきたいなあと、思います」
蒼井りるあ「あと、もういっこ言いたいことがあって、あのこうやってね、いまピンクにペンライトしてくださっている方が、あの、いたり、普通にライブ中、とか、ピンクのペンライト持って振ってくれたり、なんか、服とか、つけてくれてたりしたら、なんか『あ! うれしいなぁ ピンク、持っててくれてる人いるなあ』ってすごい、嬉しいんですよ、なんかね、そう、安心するし、みんなの顔を見ると『あっ!』とか思うし、なんかそういうね、なんかみんなに、もっともっと、笑顔とか、元気とか、届けたいな! って思うし、そんなみんなのね、なんだろう、お手紙とか言葉とか、なんか、呼んでくれる声とか、いっぱいペンライトふりふりしてくれるところとかが、りるあの元気の源なので、これからもたくさんふりふりしてください!!!」
蒼井りるあ「……なのでね、これからも、皆さんと、一緒に、もっともっともーっと素敵な景色を見ていきたいなと思うし、もうりるあはね、みんなに『だいすきだよーっ!!』って気持ちをいっぱいいっぱい伝えていくので、これからもずっとずっとずーっと! よろしくお願いします!! 今日はほんとに、ありがとうございましたー!!!!」

りるあちゃんからは、隊員さんからたくさんのものを受け取っていることへの感謝が述べられました。

りるあちゃんといえば、最初に加入したときからこれまで、「アイドルの魔法がまだ使えてない」といった趣旨の話がMCの中で泣きながら語っていたのが印象的です。
しかし、今日この挨拶では、そういった話がなかった。泣かなかった。
それほど、りるあちゃんも自信を持てるようになってきたのかなあとも思うし、もしもその自信の裏に私たちの応援があるのであれば、これ以上に嬉しいことはないなあと私は感じました。

それともう一つ。
りるあちゃんは今まで、隊員さんのことを「隊員さん」と呼んでいたように思います。

蒼井りるあ「ほんとにたくさんの隊員さんにりるあは支えられてるし、そんなね、たくさんの隊員さんたちの笑顔がりるあの幸せなんだなって思います……!」
ばってん少女隊中野サンプラザワンマンライブ「御祭sawagi~踊れ心騒げ~」のMCより抜粋して引用)

それが今回、「みんな」に変わっていました。

蒼井りるあ「なんか、ここから見えるみんなの顔!とか、こういうなんだろうな、こうやってみんなと一緒に過ごしてる時間! とか、ほんとに幸せで」
ばってん少女隊8周年記念ワンマンライブのMCから抜粋して引用)

それほど、私たちのことを近くに思ってくれているのかもしれないし、もしそうだとしたら嬉しいことだよなあと思いながら、私はりるあちゃんの挨拶を聞いていました。

柳美舞 挨拶

柳美舞「はい、今日は8周年記念ライブということであの、私とりるあちゃんは、最初のワンマン? ホールの、でのステージが6周年ライブで、もうその周年ライブが3回目なんですよ、今回で。なんかそう思うと、なんかもう、もうこんなに経ってライブできていることがすごく驚いたし、なんか、でも、そのなかでも、この……周年ライブでの声出しは初めてだったりして、なんか今まで、は、お顔……皆さんのお顔で、ライブの中でこう、会話する感じだったのが、もうこの、声として、私の耳に届いているというのが、すごく本当に……嬉しくて、、。なんかその、このばってん少女隊に、入らせていただいてからすごく、たくさんなんかね、夢だったこととか、を、させてもらうんですけど、もうなんか、夢だったこと以上のことも、すごくさせてもらっているなというのが、本当に嬉しくて、幸せだなって思います」
柳美舞「あと……個人的な話なんですけど、さっきちょっとMCでも言ったんですけど、私小学5年生? の5年前くらいのときに、ここの劇場でミュージカルを見たんですね。で、そのミュージカルがすごいなんか、私の中の、人生で変わったというか、感動した舞台で、すごくなんか、ミュージカルも好きになったりとか、歌を好きになったりとかした思い出の場所だったんですよ。だから、今日ここに立てるということを聞いたときに、すごく……あの、驚いて嬉しかったし、でも、1部の始まったときから、本当にずっと『楽しい』ってのが、今までずっと続いてて、なんかやっぱり、ここのライブに立てることが、私の生きがいだなってすごく思うし、すごく……はい、皆さん、ありがとうございます!」
柳美舞「今、満員の隊員さんが、いてくださるんですけど、でもそれってたぶん、当たり前のことじゃないし、でも私は隊員さんがいないとここまで来れていないし、頑張れてないと思うし、この……3年目にくるまで、たくさんのスタッフさんと、隊員さんとそしてメンバーと、大好きな方たちとこうやってお仕事できていることが本当に幸せです」

柳美舞「私はまだ、全然、足りないところもあるし、もっともっと頑張りたいって思うので、皆さんこれからも、この先のばってん少女隊も、見守っていただいて欲しいなって思います! えー本当に、今日はありがとうございました! これからも、私たちと一緒に!、素敵な景色を見に行って欲しいなって思います!! これからも応援よろしくお願いします!! ありがとうございました!!」

みゆちゃんにとって、キャナルシティ劇場は思い出の場所だそうです。
その当時のみゆちゃんがどんなふうに変わったのかまでは分からないですし詳しく聞く気もありませんが、そんな会場で――しかも満員で――ライブを見届けられたのは良かったなあと感じました。
また、みゆちゃんの歌のルーツがミュージカルにあるからこそ、ああいった伸びやかな歌声になっているのかもしれないなと思いました。

みゆちゃんも私たち隊員さんから力を得ているそうです。
私たちがみゆちゃんから得ているものを、みゆちゃんに対してもお返しできているのなら嬉しいなあと思いながら、お話を聴いていました。

瀬田さくら 挨拶

瀬田さくら「はい。今回の、あの、8周年ワンマンライブ? のセットリストは、あの、私たちがデビューしてから、ばってん少女隊がデビューしてから、あのほんとに、最近『リリースするよ』って発表した曲までを、一気にやっちゃったんですけども、なんかこのセトリを見たときに、あの、一緒に練習したりとか、ライブしてたときに『ああ、色々楽しいことも大変だったこともたくさんあったなあ』って思い出したんです」
瀬田さくら「なんか、自分で『わあ、たいへんやぁ!』って思うことがあっても、皆さまのこうね、なんか、ニコニコ――幸せなオーラを、いただくと、めちゃめちゃね、なんかそういうことも、"フッ"って忘れちゃう感じがして、なんかもうそのとき――皆さんと一緒にいるときだけは、ほんとにほんとに、もう、全部が楽しい……時間って感じでね、なんかこう、今までも『すごい幸せやなあ』って思ったし、『なんか久しぶりにみんなの顔を、直接見たなあ』とか、あの目の前で、あの『さくらちゃん好きだよ』とか『応援してるよ!』っていうね、お言葉をいただいてね、なんか、『ああ、私って本当に幸せ者だし、こんなに言われたら、もう、これまででもめちゃめちゃ頑張れてたのに、もっと頑張っちゃうわ!』って思って、本当に本当に、なんか、ばってん少女隊もだし、瀬田さくらは本当に幸せ者だなって、思いました」
瀬田さくら「でこの、幸せは、あの、たくさんね、私貰ってばっかりだなって思うんですけれども、全員まとめて、もう私が幸せをね、100倍返しくらいでね、返していきたいなって思ってるので、もう、ごう……もう剛球で、あの、投げていくので、皆さん……うふふ(笑)、受け取ってくれたら嬉しいなって思います!
それくらいパワフルなパフォーマンス、そしてあの、元気をね、お届けできるように頑張ろうと思います! これからも応援よろしくお願いします! ありがとうございました」

剛球。
瀬田さんらしい言葉選びに笑いを浮かべる会場でしたが、でもそれくらい、瀬田さんは真摯に幸せを私たちに届けてくださっているなあと、日々感じます。

瀬田さんがばってん少女隊と共に歩んできた8年間、辛いことがあっても隊員さんの存在によって頑張ることができていたみたいです。私たちの応援が、瀬田さんの力になっていることを嬉しく思いつつ、私は瀬田さんのお話に耳を傾けていました。

上田理子 挨拶

上田理子「まあみんながね、言ってくれた通り、今回のセットリストがこう、頭から順にこうね、私たちのリリースした楽曲をこう、届けていったんですけども、あのー元々のセットリストの予定では、ほんとはまだいっぱいいっぱいやりたい曲が、あって、泣く泣くカットした楽曲もたくさん、あるんですけどお……。あのー、最初はほんとに曲だけで2時間半とか……いっちゃって(笑)、やりたい曲だけで。流石に2部はできないってなって、で、通しリハもやって、でそれからも、やっぱこれも2回まわしは無理だってなって、やめちゃった楽曲とかもあって、なんか本当は、もっともっとお届けしたい楽曲がたくさんあるのも、この8年間……やってきて、あの、コロナ渦前から、こう、やってきて、コールがね、やっぱ皆さんの声が、私たちの耳に届くっていうこの状況がやっぱ一番幸せだなって思うし、なので私たちも、コールがたくさん入る曲とか、皆さんの声が聞ける楽曲を主に選んできたんです」
上田理子「あのー、ちょっとね、話が変わるんですけど、私2日前くらいに、夢を見まして、なんかね、ツアーファイナルをやった次の日が周年ライブだったんですよね。変な世界観の話なんですけど。で、そのツアー……、あ、周年ライブのチケットがソールドアウトしてたんですけど、当日お客さんが半分もいな……くて、、、で、それ理由が、なんか、ツアーファイナルのパフォーマンスがすごい酷かったっていう夢だったんですよ(笑) で、なんか、すごい、私たちももちろん、毎回あのー、全力のね、パフォーマンスをお届けできたらなとは思ってはいるんですけど、結構アイドルってこういう世界っていうか、チケット持ってても『もう面白くないや』って思ったり、『もう見なくていいや』って思ったら、こう、皆さんが離れていっちゃう恐怖の中で、結構戦ってるんじゃないかなと、思うので、あの、私たちももちろん、毎回、100%、120%の思いを届けていきたいなって思うので、皆さんも、あのー、皆さんが『来たい!』って、『遊びに行きたい!見に行きたい!』って思ってもらえるアイドルを目指していきたいと思います!
これから先、あの、9年目に突入して、さらに10年目とかその先とかも、ずっとずっとこうやって皆さんと一緒にね、あのー、ステージを作っていけたらいいなと、思いますので、これからも応援よろしくお願いします!
本日は本当にありがとうございました!!」

今回のセットリストは本当に楽しいものでしたが、まだまだたくさん聞きたい楽曲があります。
スウィンギタイジャン!ジャン!ジャン!もそうですし、びびび美少女だってそう。
そうした楽曲たちもやりたかったけど、時間の都合でやることができなかったということが上田さんから説明されました。

ばってん少女隊の楽曲は、次にリリースするシングル「あんたがたどこさ~あまくち醤油仕立て~」に収録される「BAIKA」までで、65曲あります[注釈]
これだけ楽曲があれば、なかなかやれない楽曲が出てくるのも当然。今回が8年間を振り返るライブだったからこそ、やれなかったぶんの曲も含めて、8年間の歴史の長さを実感させられたように思います。

そして、夢の話。
上田さんも、他のメンバーも、夢に見るほどの恐怖と戦いながらお仕事を続けてくれているんだなあということを改めて感じました。そうした怖さを吹き飛ばせるくらいに、私は全力で応援させていただけたらいいなあとも思ったと同時に、その恐怖を感じてまでアイドルというお仕事を選んでくれてありがとうという感謝の気持ちを抱きました。


こうしてメンバーそれぞれからの挨拶は終了し、本日最後の楽曲へ。

注釈ソロ曲と「まだ見ぬ明日へ」「フリースタイル男女」「OiSa -2021ver-」を除く。カバー曲のうちCDに収録されている「でてこいとびきりZENKAIパワー」と「いざゆけ若鷹軍団」を含み、アルバムに収録されている「but-show TiME」などのインスト系楽曲及び「OiSa PARKGOLF Remix」を含む。

第二部アンコール ブロック2

夢のキャンバス

「これは初期の曲なんですけど、ずっとずっと私たちの気持ちを歌っている曲なんじゃないかなと思います」

上田さんのこの発言から始まったのは夢のキャンバスでした。

この曲で私が驚いたのは、コールの多さ。
私が初めてばってん少女隊のライブに行ったときは既に声が出せなかったから、夢のキャンバスといえばしっとりとした気持ちで聴く曲なのかなと思っていたんです。

しかし、実際には至るところにたくさんのコールが入ってました。このコールを聞いたとき、私はふくみみんさんのこちらの記事を思い出しました。
note.com

夢のキャンバスは最初からアンセム曲であるわけではなかった。
そうしたことなど、夢のキャンバスに関する様々なことがこちらの記事には書いてあります。

今まではどちらかというと落ち着いて聴く曲だと思っていた夢キャン。そのイメージと、自分の周りから聞こえてくるたくさんのコールとのギャップは、私の知らない時代のばってん少女隊について想像を膨らませることとなりました。

また、その後時が経るにつれて夢キャンがアンセム曲として一般的に認識されるようになったという事実からは、ばってん少女隊の歩んできた道のりを改めて実感させられたのでした。

こうして、福岡のランドマーク・キャナルシティで行われた8周年記念ライブは、終わりを迎えたのでした。

全体を通した感想

今回のライブは、「楽しい」をギュギュっと濃縮還元したようなライブで、ずっと笑顔と声援が絶えなかったライブだったんじゃないかなあと思います。
ばってん少女。からリリース順でセットリストが進んでコール満載の楽曲が続き、私のボルテージは終始昂りっぱなしでした。


しかし、そんな楽しかったライブで、私が唯一涙を流しそうになった瞬間がありました。
それは、BDMのこの部分の歌詞を聞いたときでした。

いつだって離れない胸に刻んだ感触
辛い時には思い出してあの時の約束
傷だらけになったって這いつくばって
駆け上がってやるけん見ときんしゃい!
それがばってん少女隊だーーー!!
ばってん少女隊「BDM」)

きいなさんの挨拶にもありましたが、今日のライブの前半はそっくりそのまま最初の4年間になっていました。
BDMは、その"前半4年間"のラストにあたる楽曲です。


そしてきいなさんも言う通り、"前半4年間"と"後半4年間"の間には、節目がありました。
さて、どんな節目があったのでしょうか。


このとき、彼女たちは文字通り"傷だらけになった"のではないかと、推察されます。
特に、メジャーレーベルから契約を切られることは、アイドル活動を続けられないかもしれないほどの重大な出来事だったのではないかと思います。


しかし、"節目"には以下のようなものもありました。

  • プライベートレーベル BATTEN Recordsの設立
  • インディーズ初アルバム『ふぁん』のリリース
  • USENにおけるOiSaのロングヒット
  • 蒼井りるあ・柳美舞の加入


そして、這いつくばって駆け上がってきた。

  • 福岡で1000人規模のライブチケットを完売(7周年記念ワンマンライブ)
  • 九州の魅力をたっぷり詰め込んだアルバム『九祭』のリリース
  • 東京で2000人規模のライブチケットを完売(中野サンプラザワンマンライブ)



……それがばってん少女隊だーーー!!


ライブのセットリストが時系列に沿って組まれていただけに、よりリアルに、こうしたばってん少女隊の歴史を実感し、私はこの曲でウルっときてしましました。
そして、こうしたばってん少女隊の節目にあたるちょうどそのタイミングで、BDMという楽曲がリリースされたことも、凄いことだよなあというふうに私は思いました。
ばってん少女隊、これまでよく頑張った。


そして今回、アンコールにおける挨拶で、誰一人として涙を流さなかった。
いや、もちろん、少しウルウルしているメンバーはいました。涙が鼻に流れているメンバーもいました。
けれど、私がこれまで見てきたライブと比較すると、「ほぼ泣いてなかった」と言っていいように思います。

これは、もちろん今日のライブが涙の余地がないくらいに楽しかったライブだったのもそうだけれど、それぞれのメンバーが一段と力強くなってきたことや、この先のばってん少女隊に明るい未来が待っていることの表れなんじゃないかなと私は思います。

這いつくばって駆け上がってやるけん見ときんしゃい!
ばってん少女隊「BDM」)


ばってん少女隊、この先の駆け上がりにも目が離せません!!
私はこの目で、その歩みをしっかりと見届けたいと思います。


もう大丈夫もうちょっとだけ


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