のみ隊員のブログ

ばってん少女隊に関する記事を書いています。

稲佐山平和祈念音楽祭~長崎から世界へ~(2022/08/07)

※記憶力のみのライブレポであるため、発言内容などが事実とは若干異なる場合があります
本日はこちらのフェスに参加させていただきました。

人生初の夏フェス!!
私が1年間住んだ長崎の地でフェスをするということで、発表された当初から「これは絶対行く!!」と決めたフェスでした。
そして今回は九州7ツアー長崎公演以来の、春乃きいなさんの長崎凱旋ライブでもあります。

plassey1757.hatenablog.com

長崎出身のきいなさんが、「平和」という長崎だからこそより一層意味のあるものとなるフェスに参加できるということを嬉しく思いつつ、私は長崎へと向かうのでした。


福岡から長崎へ向かう道中では、隊員さんの車に乗せていただきYOIMIYAの聖地巡礼

MV撮影地の祐徳稲荷神社へ訪れたり

同じく撮影地の海中鳥居を見に行ったり

非常に楽しい道中でした。


そんなこんなをしていると、あっという間に稲佐山へ到着!!

途中の佐賀県のあたりではかなり強い雨が降っていて、少し天気の心配もしたのですが、長崎に着いてからは雨の気配を感じさせない晴れ模様。ここ最近のばっしょーの天気運の良さはここでも味方してくれました。

私は隊員さんとグループシートでの観覧でしたので、早速移動することに。


ステージからグループシートAの最前列まで50mくらいの距離感があったのですが、地面が斜めになっていて、遠くてもしっかりとステージを見ることができる座席でした。


到着して隊員さんとお話をしていると、あっという間に開演時間へ。
オープニングアクトの活水中学校・高等学校吹奏楽部の皆さんから始まります。

こちらの吹奏楽部さんは長崎ではかなり有名で、全国大会に出場するほどの強豪校。
吹奏楽部出身の私としては、楽しみにしていたステージの1つでした。

実際に聴いてみると、その凄さを実感。リズムや音の揃い方が素晴らしいです。
また、これほど広い屋外ステージだと音が拡散してしまってしっかりと客席まで届けるのが難しかったりするのですが、活水中学校・高等学校吹奏楽部の皆さんの音はしっかりと私の元へと飛んできている感触がありました。


吹奏楽部さんのステージを終え、長崎ヴェルカのチアリーダーの皆さんのパフォーマンスへ。
長崎ヴェルカさんは長崎を拠点としているプロバスケットボールチーム。サッカーのV・ファーレン長崎さんと並んで、長崎で応援されているスポーツチームの1つ長崎三大商業施設の1つであるココウォークにオフィシャルストアがあるくらい、長崎では有名なチームです。
披露されたチアリーディングのパフォーマンスは非常に楽しいものでした。


そうこうしているうちに、ばっしょーのターンへ。
今日の司会進行は、この音楽フェスを中心となって企画した湘南乃風の若旦那さん。

若旦那さんによって「ばってん少女隊のみんなは、すっごく意欲があって……」のようなふうに「ばってん少女隊」の名前が紹介されます。
「意欲がある」とMCで述べられたということは、若旦那さんにとって「ばっしょー、やる気満々だな!!」と思わせられるような何かがあったのではないでしょうか。

若旦那さんにそう言って貰えることが嬉しいと感じましたし、何よりもばっしょーの皆さん自身がしっかりと気合いを入れて臨んでいるという事実にたくましさを感じました。

若旦那さんの「今日は立ってもなんでもOK! 存分に楽しんでくださーい!!」という声で隊員さんが一斉に立ち上がり、ばっしょーの音楽が流れ出します。

流れ出したのはOiSaの出囃子用remixのような曲。おそらく、先日行われた山中湖でのフェスでも使用した音源ではないかと思います。
一部の隊員さんの間では"OiSature"と呼ばれているこの出囃子によって、"ばっしょーの音楽"の始まりが感じさせられ、私の心が盛り上がっていきます。

メンバーが最初の位置に着いて披露された1曲目は、おっしょい!。
ばってん少女隊の最強アンセムからのスタートに、「フェスを盛り上げるぞ!」というばっしょーの気合いを感じました。そうこう思いつつながらも私はテンションが爆上がりし、踊り狂います。

おっしょい!が終了し次の曲へ。「1曲目におっしょい!がきたということは、虹ノ湊はラストかな?」と予想していると、2曲目にやってきた楽曲がなんと、虹ノ湊!!
予想と真逆のセットリストに驚くとともに、ばっしょーのこのフェスに対する“ガチ”さを強く認識しました。
私は前にいるチェア席の隊員さんが、虹ノ湊のサビで腕を振る様子を眺めていたのですが、ふと周りを見渡してみると、家族連れのお客さんなどの「おそらく非隊員の方なんだろうな」という方の中でも、腕を振っている方がちらほらと見受けられます。その様子に、確実にばっしょーの音楽が新たな方々に届いているのだなと感じました。


ここでMC。
上手側の希山さんから「はい!✋ 希山愛です!!」と名前だけを言う簡潔な自己紹介。最後のきいなさんは「はい!✋ 長崎県出身、春乃きいなです!!」との自己紹介でした。いつもの自己紹介は下手側のきいなさんから始まりますが、今回は逆順で行ったのは、きいなさんが長崎出身であることをアピールするためなのでしょう。

自己紹介が終わると上田さんから「ばってん少女隊は、ふだんは九州・福岡を拠点に活動してます!」とばっしょーについての説明が行われます。

きいなさん「今日は長崎の地から、平和について世界に届けられたらなと思っています! よろしくお願いします!!」

非常に簡潔にMCが行われ、3分経つか経たないかくらいで次の楽曲へ移ります。

上田さん「次の曲は長崎を歌った曲です。楽しんでお聞きください」


…………!!
……………………!!!!!
長崎曲キタ━━━━━━━━!!!!!!

先日の山中湖のフェスにおいて新曲「さがしもの」が披露され、この楽曲が佐賀楽曲(“さが"しもの)であるとTwitterなどで話題となっており、「今後九州各県の楽曲が出るのではないか。長崎では長崎曲の披露があるのではないか」との予想が囁かれていましたが、本当に長崎曲がくるとは!!!

私は嬉しさのあまり腕を上げたまま、膝から崩れ落ちてしまいました笑
どんな楽曲だろうかと期待して耳を傾けます。

最初は太鼓のような音(←この表現は実際の曲の雰囲気を伝えるのにはあまり適切でないような気がするのですが、他に言い表し方が思い浮かばないのでこのまま)からスタート。
曲全体イメージとしては、先ほどまでの盛り上がった楽曲の雰囲気とは少し変わり、“聴かせる楽曲”といった印象のほうが強い楽曲かなと思います。

曲として好きだったのは、Bメロ(?)のあたり。「和」の雰囲気を感じさせる音が後ろのほうで(対旋律のように?)鳴っているのですが、メロディー自体は「和」を感じさせる訳ではない(記憶ではそうだったはず)フレーズが流れます。
そんな新曲のタイトルは「和・華・蘭」(ステージ終了後にTwitterで発表がありました)。この言葉は、長崎が江戸時代における唯一の政府公式の外交窓口となり、出島から世界へと繋がっていた長崎という街を表した言葉であります(華=中華(中国)、蘭=(オランダ))。
これはこの記事を書いている今だから思うことなのですが、もしかすると旋律ごとに「和」「華」「蘭」をイメージした旋律が分かれており、そうした音が融合していくことで異文化交流を感じさせられる楽曲なのかもしれません(演奏中はそこまで聴き取ることができなかったので、あくまで予想)。

そして、私の中に最も印象に残っているのが最初のサビの後半あたり(?)。きいなさんの吐息パート。きいなさんが「はぁぁ……」と吐息のような声で歌っているのです。これがもう、すごいんですよ。全きいなさん推しの隊員さんが、いや、それ以外の隊員さんも卒倒間違いなしです。
7周年ライブのすぐ後に行ったSHOWROOMで、「最近は(メンバーだけでなく)自分自身のことも見てもらいたいと思うようになった。自我が芽生えた」などのように発言したきいなさん。そんなきいなさんの最近のインスタの投稿などでは「あざときいな」が加速しているように私は思っているのですが、これはまさしく、「あざときいな」の権化です。きいなさんの普段の甘々な声が上手く曲中に現れ出ています。
とにかく、みなさん聴いてください。

新曲の歌詞の中には、「上に登って 下に下って」のような、長崎の坂(長崎は坂が多いですよね)を表した歌詞があったのを聴き取りました。私は聴き取れませんでしたが他の隊員さん曰く、「ランタンフェスティバル」「ハウステンボス」などの長崎らしい歌詞もあったそうです。


新曲の「和・華・蘭」が終わると、次の曲はYOIMIYA。
和・華・蘭とYOIMIYAの2曲は、フェスでばっしょーを初めて観た皆さんに楽曲の良さを届けたいという思いからセトリに入れたのだと私は思いました。
盛り上がる楽曲と違って、こうした聴かせる楽曲は聴いている人の感動が身体の動きに表れでにくいため、隊員でない皆さんのもとへどのように届いたのかは分かりませんでしたが、たくさんの方に届いているといいなと思いながら周囲のお客さんの様子を眺めていました。


YOIMIYAが終わると、バグパイプの音のようなイントロの楽曲が流れ出します。
隊員さんのツイートなどから前情報をうっすらと手に入れていたので、初めてでもすぐに分かりました。佐賀曲の新曲「さがしもの」です。バグパイプの音は無印良品のお店で流れているBGMをイメージすると良いかもしれません。

「さがしもの」、すっごく盛り上がりますね!!
サビの振りコピの楽しさがとてつもない。私は「上からちょっと失礼します」みたいな歌詞のところが好きでした。この曲は振り付けによって何倍も魅力が増大している楽曲だと思います。皆さんも是非「さがしもの」を探して、ばっしょーの参加するフェスに足を運んでみてください!!


そして最後にOiSaを披露。
このときにはもう、山の灼熱陽気の中での「おっしょい!」「虹ノ湊」「さがしもの」によって大量の汗が流れ、ヘトヘト状態。吾安くにか此れ程疲労なるOiSaを経験せんか(漢文)。
ステージに写ったメンバーもとても暑そうな様子でOiSaを披露していました。


こうしてばっしょーのターンが終了。

上田さん「それでは以上、私たち」
全員「ばってん少女隊~~~だーーーーー!!」

メンバーの皆さんがステージ裾に捌けていくのでした。



ばっしょーのステージが終わったあともフェスは続きます。
ばっしょーとは違う雰囲気で演奏するバンドの皆さんの公演を、メンバーの皆さんも観覧している様子が見受けられました。

ばっしょーより後の皆さんで特に私の印象に残ったのが、きゃりーぱみゅぱみゅさん。
とても可愛かったですし、楽曲の雰囲気も楽しいものばかり。
後ろからは隊員さんが持参したペンライトを使って、振りコピをする様子が見受けられ、大きな盛り上がりをみせていました。またいつか生で観てみたいなと思わせられるパフォーマンスでした。


そして大トリを飾るのが、今回のフェスの企画に大きく関わった若旦那さんの所属する湘南乃風さん。
なんとなくは知っていましたが、これほど湘南乃風さんのライブが楽しいとは!!
私もタオルを振り回し、アドレナリン全開で楽しんでいました。

湘南乃風さんの最後に披露されたのが睡蓮花
睡蓮花もタオルを振り回す楽曲として有名ですが、睡蓮花が始まると、ステージの下手からタオルを持ったばっしょーメンバー5人が登場(みゆちゃんは労働基準法に基づき欠席)!!
湘南乃風さんの後ろで、会場中の皆さんと共にタオルを振り回し、会場の盛り上がりに貢献していました。

大盛り上がりで睡蓮花が終わると、若旦那さんのMCでカウントダウンが始まり、花火が打ち上げられました。

コロナウイルスで多くの花火大会が中止となり、花火を見ることが叶わなかった数年間。私としても花火を見るのは久しぶり。コロナウイルスに関する多くの制限を乗り越え、ようやく有りつけた花火は特別に感じられました。


こうして稲佐山フェス全日程が終了。
こうした大きなフェスでは人混みで思うように帰れないことが予想されますが、人の捌き方がとても素晴らしく、大変スムーズに帰りのバスに乗車することができました。
上手に人を誘導してくださったスタッフの皆さん、ありがとうございます!!

こうして、楽しかった1日が終わり、人々が帰路につくのでありました。


【全体を通した感想】
暑い中でしたが、非常に楽しい1日でした。
ばっしょーのステージでは、500人くらいの方が観覧していたんですよね。最後の湘南乃風さんのときには2000人くらいの人がいたことを思うと、少し寂しく感じてしまいますが、それでも、多くの皆さんにばっしょーの音楽を届けられたのではないかと思います。

数ヶ月前、九州7ツアーで長崎を訪れたとき、私はきいなさんにお手紙を出しました。
その中で、「いつか、稲佐山野外音楽堂でもライブしてね」というメッセージを書いたのですが、まさかこれほど早くに願いが叶うとは思ってもみませんでした。
1年間しか住んでいませんでしたが、私にとって長崎は思い出の土地です。そんな長崎に再び私を連れてきてくれたばってん少女隊の皆さんに感謝です!! 本当にありがとう!!
また“帰崎”できるときがくるのを楽しみにしています☺︎